2025年3月24日発行
■本号の主な内容
▽デジ田甲子園の結果発表(内閣官房)
内閣官房は11日、デジタル化を通じた地域課題解決の優良事例を表彰する「第4回Digi田(デジでん)甲子園」の結果を発表した。優勝に当たる地方公共団体部門の内閣総理大臣賞には、自動撮影カメラとAI技術を活用した富山県の「クマ対策DX」が選ばれた。害獣の出没をリアルタイムで把握することで、捕獲効率の向上や対応者の省力化を図り、農作物被害の低減にも貢献している。(1面、続きは本紙で)
▽「利子割」適正化へ検討会(地財審)
総務省の地方財政審議会の下に「地方税制のあり方に関する検討会」(座長・小西砂千夫地財審会長)が設けられた。個人住民税(道府県民税)の「利子割」について、税収帰属の適正化の観点から検討に着手。検討会としての考え方をまとめ、2026年度税制改正に向けた議論に反映させたい考えだ。(1面、続きは本紙で)
▽三議長会が主権者教育用リーフレットを作成(余滴)
三議長会(全国都道府県議会議長会、全国市議会議長会、全国町村議会議長会)が主権者教育用リーフレットを作成した。人気漫画「葬送のフリーレン」を起用したもので、小・中学生向けと高校・大学生向けの2種類を作成。まず「手に取って中を開いてもらいたい」(事務局)という想いから、若者から中高年まで高い人気がある同作品を選定し、読みやすさなどデザインにもこだわった。リーフレットに盛り込み切れない内容は、特設サイトで閲覧可能。地方議会のトリビアやクイズ形式の「検定」を受けられるページなどの充実も図った(1面、続きは本紙で)
▽若者と議員で「オリジナル予算案」作成(仙台市選管)
仙台市選挙管理委員会は15日、若年層に政治や選挙へ関心を持ってもらい、投票行動を促すため、若者と議員の交流会「ボーターズカフェ」を開いた。10代、20代の若者27人が、市議会議員10人とグループワーク形式で意見交換。仙台市や他市の若者関連施策を参考にして、五つのグループが「オリジナル予算案」を作成した。(3面、続きは本紙で)
▽【特集:ウェブ3×地方創生】平デジタル相が基調講演
地方自治体のための「Web3・0(ウェブ3)×地方創生フォーラム」がこのほど、都内で開催された。東急不動産ホールディングス(東京)と、ウェブ3関連事業を手掛ける「MeTown」(同)が主催。自治日報では、このフォーラムの模様を特集する。
基調講演では、平将明デジタル相がビデオメッセージを寄せ、ウェブ3を活用した地域活性化について説明。石破政権が看板政策に掲げる「地方創生2・0」を推進し、「デジタルの力で、地方にあるアナログの価値を最大化していく」と強調した。(3面、続きは本紙で)
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